お母様が亡くなったら——今日からの手続きと、その全体像
この度はお母様のご逝去、心よりお悔やみ申し上げます。深い悲しみの中で、何から手をつければよいのか分からず、途方に暮れていらっしゃるかもしれません。急がなくて大丈夫です。本当に急ぐ手続きはわずかで、多くは落ち着いてからで間に合います。このページで、これから必要になることの全体像をつかんでいただけます。ひとつずつ進めていきましょう。
あなた専用チェックリスト
あなたの場合、何の手続きが必要ですか?
続柄・お住まい・年金の種類などを 39 問でお伺いし、107 件の 手続きからあなたに必要なものだけを、期限順に整理します。
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まず、今日から3日くらいのあいだに
この時期に必要なのは、次のことだけです。まずはここから、一つずつで大丈夫です。
- 1
死亡診断書(死体検案書)を受け取る
病院で亡くなられた場合は担当医から死亡診断書が発行されます。ご自宅などで亡くなられた場合は、かかりつけ医や警察を通じて死体検案書が作成されます。この書類は死亡届と一体になっており、以降のほとんどの手続きで写しが必要になります。原本を提出する前に、コピーを複数枚とっておくと後がスムーズです。
- 2
葬儀社に連絡し、ご遺体の搬送・安置を相談する
病院から搬送先を決める必要がある場合があります。葬儀の形式(一般葬・家族葬・一日葬・直葬など)はこの段階で無理に決めきらなくても構いません。まずはご遺体の搬送と安置を相談し、費用や内容は落ち着いてから確認しても大丈夫です。
- 3
死亡届の提出と火葬許可証の受け取り(7日以内(目安))
死亡届は、亡くなられたことを知った日から7日以内(目安)に市区町村役場へ提出します。届出と同時に火葬(埋葬)許可証が交付され、これがないと火葬ができません。葬儀社が代行して提出してくれることも多いので、まずは相談してみてください。急がなくて大丈夫です。まずはこの一歩だけで十分です。
葬儀のあと、14日以内を目安にする役所の手続き
葬儀が済んで少し落ち着いたら、市区町村役場での手続きに進みます。何度も足を運ばずに済むよう、必要なものをまとめて準備しておくと安心です。
健康保険の資格喪失届(14日以内(目安))
国民健康保険・後期高齢者医療・健康保険組合など、加入していた医療保険の資格喪失の届出と保険証の返却を行います。窓口は市区町村役場または健康保険組合です。
年金の受給停止(10〜14日以内(目安))
年金を受給していた方が亡くなった場合、年金受給権者死亡届を年金事務所へ提出します(日本年金機構にマイナンバーが収録されている場合は原則不要となることがあります)。あわせて、まだ受け取っていない年金がある場合の「未支給年金」の請求も確認します。
介護保険の資格喪失・保険証の返却(14日以内(目安))
介護保険の被保険者だった場合は、市区町村役場で資格喪失の届出と保険証の返却を行います。
世帯主変更届(該当する場合・14日以内(目安))
亡くなった方が世帯主で、残された世帯員が2人以上いる場合に必要になります。残るのがお一人だけ、あるいは次の世帯主が明らかな場合は不要なことがあります。市区町村役場でご確認ください。
役所に持って行く「1枚のチェックリスト」を無料で作れます
死亡日と6つの質問にお答えいただくだけで、役所で必要な届出と持ち物を1枚にまとめられます。印刷して窓口に持って行けるので、その場で迷わずに済みます。
役所に持って行くチェックリストを作る(無料)→お母様が亡くなったときに特に気をつけたいこと
お父様がご存命かどうかで、その後の進め方が大きく変わります。ご事情に合わせてお読みください。
お父様がすでに他界されている場合——相続人はお子様だけに
ご両親のうちお母様が最後に亡くなられた場合、相続人はお子様(きょうだい)だけになることが多く、実家の整理や名義変更をきょうだいで進めることになります。誰が何を担当するか、早めに話し合っておくと後の摩擦を防げます。
お父様がご存命の場合——お父様の暮らしのサポート
お父様が残される場合、これまでお母様が担っていた家事・買い物・服薬管理などが急に空白になることがあります。手続きと並行して、お父様の日々の暮らしをどう支えるか、きょうだいで少しずつ相談していけると安心です。
お母様名義の口座・保険の見落としに注意
お母様名義の預貯金・保険・証券は、ご家族が把握しきれていないことが少なくありません。通帳・保険証券・郵便物などから、契約の手がかりを探してみてください。金融機関の相続手続きは、各社によって必要書類が異なります。
遺族年金・寡婦年金など(該当する場合)
お母様ご自身が年金を受給していた場合は受給停止(10〜14日以内(目安))と未支給年金(5年以内(目安))の確認を。また、お父様が過去に亡くなられた際の遺族年金・寡婦年金・死亡一時金など、受給や請求の状況もあわせて確認しておくと安心です。要件は複雑なので、年金事務所でご確認ください。
実家の相続登記は、慌てなくて大丈夫(3年以内(目安))
お母様名義のご自宅がある場合、相続登記が必要です。不動産を取得したことを知った日から3年以内(目安)とされていますので、葬儀や当面の手続きが落ち着いてからで大丈夫です。空き家になる場合の管理や売却も、この段階で少しずつ考えていけます。
法要・お寺とのお付き合いについて
どんな形でお見送りをするかに、決まった正解はありません。ご家族が納得できる形を、落ち着いて選んでいただければ大丈夫です。
菩提寺がなくても大丈夫です
先祖代々のお寺(菩提寺)とのお付き合いがないご家庭は、近年とても増えています。菩提寺がない場合でも、葬儀社に相談すれば宗派に応じたお寺を紹介してもらえることがありますし、宗教にとらわれない形でお見送りをすることもできます。どちらが正しいということはありません。
直葬・一日葬という選択肢
通夜と告別式を行う一般的な葬儀のほかに、告別式のみの「一日葬」、火葬のみを行う「直葬(火葬式)」といった形もあります。ご家族の考え方やご事情に合わせて選んで構いません。故人を思う気持ちに、決まった形はありません。
四十九日や戒名は、家族で決めてよいことです
四十九日などの法要を営むかどうか、戒名をいただくかどうかは、法律上の義務ではありません。宗教的な習わしを大切にされる方もいれば、ごく身内だけで静かに過ごすことを選ぶ方もいます。ご家族で話し合って、納得できる形を選んでいただければ大丈夫です。
受け取れる可能性のあるお金
手続きをすることで受け取れる場合があるお金です。金額や受給の可否はご事情によって異なりますので、それぞれの窓口でご確認ください。申請には期限(目安)があるものが多いので、忘れないうちに確認しておくと安心です。
葬祭費・埋葬料
2年以内(目安)窓口:市区町村/健康保険組合加入していた医療保険から、葬儀を行った方に支給される場合があります。金額や要件は保険者によって異なります。
未支給年金
5年以内(目安)窓口:年金事務所お母様がまだ受け取っていない年金がある場合、生計を同じくしていたご遺族が請求できることがあります。
遺族年金・寡婦年金・死亡一時金など
2〜5年以内(目安)窓口:市区町村/年金事務所お母様の加入状況やご家族の状況によって、受け取れる給付が異なります。寡婦年金・死亡一時金は要件がありますので、年金事務所でご確認ください。
高額療養費の還付
2年以内(目安)窓口:市区町村/健康保険組合亡くなる前の医療費が高額だった場合、自己負担の上限を超えた分が後から還付されることがあります。領収書は保管を。
主な手続きの期限(目安)一覧
期限はいずれも「目安」です。ご事情により起算点や例外がありますので、詳しくは各窓口でご確認ください。
| 期限(目安) | 主な手続き |
|---|---|
| 7日以内(目安) | 死亡届の提出・火葬(埋葬)許可証の受け取り |
| 14日以内(目安) | 健康保険・介護保険の資格喪失届/年金の受給停止(10〜14日以内(目安))/世帯主変更届(該当時) |
| 3ヶ月以内(目安) | 相続放棄・限定承認の申述(家庭裁判所) |
| 4ヶ月以内(目安) | 準確定申告(故人の所得税の申告・税務署) |
| 10ヶ月以内(目安) | 相続税の申告・納付(基礎控除を超える場合・税務署) |
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母を亡くされたご事情は、ご家族ごとに違います。39問ほどの質問にお答えいただくと、107件の手続きからあなたに必要なものだけを、期限順に整理したチェックリストを無料で作成できます。何から手をつければよいか、その場で分かります。
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母が亡くなったときの、よくあるご質問
Q.父はすでに亡くなっています。母の相続は誰がどう進めればよいですか?▼
Q.母名義の口座や保険が、どこにあるか分かりません。どう探せばよいですか?▼
Q.父が残されました。父の生活で、まず気をつけることは何ですか?▼
Q.母が亡くなった後の相続税は、必ずかかりますか?▼
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本ページは一般的な情報提供を目的としています。期限はいずれも「目安」であり、ご事情により起算点や例外があります。個別のご状況については、市区町村役場・年金事務所・税務署・法務局・家庭裁判所など、それぞれの公的窓口でご確認ください。
最終更新: 2026/7/2