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全体像公開: 2026年4月27日最終更新: 2026年5月16日

死後手続きの進め方|6つの選択肢を費用・対応範囲で中立的に比較

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はじめに

身近な方が亡くなった後の手続きは、葬儀から始まり相続税申告まで、期限の異なる数十件の作業を伴います。これらをどう進めるかには、実は複数の選択肢があります。

「葬儀社にすべて任せたい」「自分でなんとか進めたい」「専門家に個別に頼みたい」——それぞれの状況や希望によって、最適なアプローチは変わります。

この記事では、死後手続きの進め方を6つの類型に整理し、費用・対応範囲・向く人を中立的に比較します。具体的な事業者名ではなくサービス類型として整理することで、長く使える判断材料を目指しています。

この記事で分かること

  • 死後手続きの進め方6パターンとその特徴
  • 各パターンの一般的な費用感と対応範囲
  • どんな人にどのパターンが向くか・向かないか
  • 複数を組み合わせる現実的な選択肢

6つの選択肢の概要

死後手続きの進め方は、大きく以下の6つに分類できます。

死後手続き 6 つの選択肢 ポジショニングマップ
COST × COVERAGE
対応範囲 狭い(個別領域のみ) 広い(ワンストップ) 費用 高い 低い SPECIALIST FULL SERVICE DIY / SELF BUNDLED 3 死後事務委任契約 ¥38〜187 万 2 葬儀社の実行型 葬儀+数十万円〜 4 士業への個別依頼 項目別 ¥5 万〜 1 葬儀社の紹介型 葬儀+数万〜数十万円 6 個人別ナビ ¥5,000〜 5 自治体ツール 無料
葬儀社系 包括代行系 士業系 セルフ系

→ ご自身の「予算感」と「自分で動ける範囲」によって、どの選択肢が適しているかを上のマップで確認できます。以下が詳細な比較表です。

選択肢 主な対応範囲 一般的な費用感
① 葬儀社の紹介型サポート 葬儀+外部士業の紹介 葬儀費用+数万〜数十万円
② 葬儀社の実行型サポート 葬儀+行政手続き等を自社で実行 葬儀費用+数十万円〜
③ 死後事務委任契約サービス 生前契約に基づく包括代行 38〜187万円程度
④ 士業への個別依頼 相続・税務・登記等の専門領域 包括40万円〜、項目別5万円〜
⑤ 自治体・公的機関のWebツール 一般的な情報提供 無料
⑥ 個人別ナビゲーションツール 自分で進めるための情報整理 5,000円〜

それぞれを順に解説していきます。

① 葬儀社の紹介型サポート

葬儀社が窓口となり、相続手続き・名義変更・遺品整理などは外部の士業や専門事業者を紹介するスタイルです。葬儀社自身は葬儀の施行が中心で、その後の事務手続きは紹介先の各専門家との個別契約になります。

特徴

  • 葬儀の延長として相談しやすい
  • 紹介された専門家とは別途契約が必要
  • 各専門家の費用は項目別

費用感

  • 葬儀費用は別途
  • 死後事務代行は項目ごとに5〜20万円程度(不動産名義変更、相続放棄、預貯金解約など)

向く人

  • 葬儀社との関係をベースに、紹介される専門家にお願いしたい
  • 必要な範囲だけ、項目別に依頼したい

向かない人

  • 「葬儀社に頼めば全部やってくれる」と思っている人(実際は紹介止まりが多い)
  • 紹介された専門家との別契約が面倒な人

② 葬儀社の実行型サポート

葬儀社が自社グループ内(または提携の専門家チーム)で、行政手続き・銀行口座解約・相続税申告・不動産名義変更などまで実行するタイプです。垂直統合型のサービスとも言えます。

特徴

  • 葬儀から相続まで、ほぼワンストップ
  • 担当者が一貫しているため引き継ぎがスムーズ
  • 対応エリアは限定されることが多い

費用感

  • 葬儀費用は別途
  • 死後事務サポートとして数十万円〜
  • 個別見積りが多く、明朗価格は少ない

向く人

  • 一括して任せたい、複数の窓口を行き来したくない
  • 対応エリア内に住んでいる

向かない人

  • 全国対応や遠方対応が必要
  • 価格の明朗さを重視

③ 死後事務委任契約サービス

生前に「自分が亡くなった後にこれをしてほしい」と契約する包括的な代行サービスです。葬儀の手配、行政手続き、遺品整理、火葬、納骨、遺言執行などを生前から決めて、信頼できる事業者に任せます。

特徴

  • 生前契約が前提(死後発生型の遺族向けではない)
  • おひとりさま・身寄りのない方向け
  • 包括契約で全部任せられる

費用感

  • 入会金1万円程度
  • プラン料金38〜187万円程度(事業者によって異なる)
  • 預け金(葬儀費用等の前払い)30万円程度を別途求められることも

向く人

  • おひとりさま、配偶者・子どもが遠方
  • 身寄りがなく、誰にも迷惑をかけたくない
  • 生前から段取りを決めておきたい

向かない人

  • 既に身近な方が亡くなった後の状況
  • まずは情報整理だけしたい

④ 士業への個別依頼

弁護士・税理士・司法書士・行政書士など、領域ごとに個別に専門家に依頼する方法です。相続税申告は税理士、相続登記は司法書士、紛争性のある相続は弁護士、というように、必要な専門領域だけを切り出して頼みます。

特徴

  • 専門性が高い、個別最適化される
  • 紛争性や複雑なケースに対応できる
  • 領域ごとに別々の専門家を探す必要がある

費用感

  • 相続放棄:5〜20万円程度
  • 相続税申告:財産規模に連動(数十万〜数百万円)
  • 相続登記:4〜13万円程度
  • 包括的な相続代行プラン:40万円〜
  • 紛争性ありの場合は青天井

向く人

  • 紛争性や複雑性のある相続案件
  • 相続税対策が必要(高額遺産)
  • 確実な専門対応を求める

向かない人

  • 単純な相続で、自分でも進められる
  • コストを抑えたい

⑤ 自治体・公的機関のWebツール

自治体や公的機関が提供する情報サービスです。死亡後に必要な手続きの一覧や、自治体ごとの窓口情報を確認できます。一般的な情報提供であり、個別最適化や代行はありません。

特徴

  • 無料で利用可能
  • 一般的な情報のため、個別ケースに対応しない
  • 期限管理や進捗管理機能はない

費用感

  • 無料

向く人

  • ある程度自分で動ける、必要なのは情報のみ
  • 一般的な手続きの流れを知りたい

向かない人

  • 個別の状況に合わせた抽出が欲しい
  • 期限管理を自動化したい
  • 家族で分担して進めたい

⑥ 個人別ナビゲーションツール

質問に答えると個別最適化されたチェックリストを生成し、期限や全国47都道府県の窓口情報を提供するWebツールです。代行はしませんが、「自分で進めたい」方が何を・いつ・どこでを整理するためのツールです。

特徴

  • 個別最適化された手続きリスト
  • 期限管理・通知機能
  • 家族で進捗共有できる
  • 代行ではなく情報整理ツール

費用感

  • 買い切り5,000〜10,000円程度

向く人

  • 自分で手続きを進めたい
  • ただし、漏れや期限が不安
  • 家族で分担して進めたい
  • 全国対応・47都道府県の窓口情報が欲しい

向かない人

  • 代行を希望
  • 個別の専門相談が必要

みおくりナビは⑥のタイプにあたります

本記事を運営するみおくりナビは、上記の「個人別ナビゲーションツール」にあたります。 5,800円買い切りで、38問ほどの質問→107件の手続きから必要なものだけを抽出し、 47都道府県の窓口情報・期限自動計算・家族での進捗共有を提供します。

代行は行わないため、「全部任せたい」方には向きません。 「自分で進めたいが、何が必要かを整理したい」方向けのサービスです。

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自分に合うのはどれか

選び方の判断ポイントを整理します。

コスト順で並べると

⑤無料 → ⑥(5,000円程度) → ④項目別 → ①紹介型 → ②実行型 → ③包括契約

「全部代行してほしい」レベルで並べると

  • 強い:③包括契約、②実行型
  • 中:①紹介型、④個別依頼
  • 弱い:⑥ナビゲーションツール(代行はしない)
  • なし:⑤Webツール(情報のみ)

状況別の向き不向き

状況 向く選択肢
おひとりさま、生前から備えたい
配偶者が亡くなり、地元の葬儀社に任せたい ②または①
紛争性のある相続案件 ④(弁護士)
高額な相続税が見込まれる ④(税理士)
自分で進めたい、漏れと期限が不安
自治体の一般情報だけで十分
コスト重視+整理したい ⑤と⑥の併用

複数を組み合わせる選択肢

実際のケースでは、複数のサービスを組み合わせるのが現実的です。

例1:⑥+④の組み合わせ

  • 個人別ツールで全体像を把握 → 自分で進める
  • 相続税申告だけ税理士に依頼

例2:①+⑥の組み合わせ

  • 葬儀社が紹介する士業に銀行関連だけ依頼
  • それ以外は自分で進めるために個人別ツールを使う

例3:②または③で完結

  • 自分でやる時間も気力もない場合、葬儀社や死後事務委任契約に包括的に任せる

ひとつに絞らず、自分の状況に合わせて組み合わせるのが効率的です。

まとめ

死後手続きの進め方には、本記事で紹介した6つの類型があります。

  • ① 葬儀社の紹介型サポート
  • ② 葬儀社の実行型サポート
  • ③ 死後事務委任契約サービス
  • ④ 士業への個別依頼
  • ⑤ 自治体・公的機関のWebツール
  • ⑥ 個人別ナビゲーションツール

それぞれにメリットとデメリットがあり、すべての人にとっての「正解」は存在しません。 自分の状況、予算、希望に合わせて、組み合わせも含めて検討してください。

時系列で何が必要かは死後手続きの全体像で、地域別の窓口情報は全国47都道府県・市区町村別の一覧で確認できます。判断に迷ったら、相続放棄の期限など期限のあるものから優先的に専門家へ相談されることをお勧めします。

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この記事は一般的な情報提供を目的としています。個別の状況については必ず専門家にご相談ください。

よくある質問

Q.死後手続きは全部で何件くらいありますか?
故人の状況(持ち家の有無・年金受給・金融資産・自動車・サブスク契約など)によりますが、一般的には30件〜100件の手続きが発生します。みおくりナビでは38問のアンケートから、ご家族に必要な手続きだけを107件のマスターから自動抽出します。
Q.全部自分でやるとどのくらい時間がかかりますか?
目安として50時間〜200時間です。役所・銀行・年金事務所など平日昼間に窓口を回る必要があり、書類の取り寄せ・記入・郵送のやり取りも含めると、半年〜1年がかりになるご家族が多いです。
Q.葬儀社に全部任せれば手続きは終わりますか?
葬儀社の死後事務サービスは「行政手続き+葬儀関連」までは対応する一方、相続税申告・不動産登記・銀行解約は士業や金融機関への個別依頼が必要です。費用は10万円〜80万円が相場で、対応範囲は契約内容を必ず確認してください。
Q.司法書士・税理士に依頼する費用はいくらですか?
相続登記は司法書士で1件あたり6万円〜15万円、相続税申告は税理士で遺産総額の0.5%〜1.0%が相場です。複雑な相続では合算で30万円〜100万円程度になります。
Q.期限が切れるとどうなりますか?
相続放棄は3か月以内(過ぎると単純承認=借金も承継)、相続税申告は10か月以内(過ぎると延滞税・無申告加算税)、相続登記は2024年4月以降は3年以内(過ぎると10万円以下の過料)が主な期限です。早めに全体像を把握することが重要です。

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