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デジタル遺品公開: 2026年4月9日最終更新: 2026年5月26日

故人のサブスク解約方法|Netflix・Spotify等の手順とクレカ解約の落とし穴

放置すると毎月お金が出ていく

故人が契約していたNetflix、Spotify、Amazon Primeなどのサブスクリプションサービスは、解約手続きをしない限り課金が止まりません。月額数百円〜数千円のサービスであっても、5つ契約していれば月5,000円、半年で3万円の出費です。

葬儀や相続の手続きに追われている中で、サブスクの解約はどうしても後回しになりがちですが、放置すればするほど無駄な出費が積み上がっていきます。

「クレカを止めればOK」は間違い

ここが最大の落とし穴です。「故人のクレジットカードを解約すればサブスクも全部止まるだろう」と考える方が多いのですが、実はそうとは限りません。

キャリア決済(ドコモ払い・auかんたん決済など)で契約したサービスは携帯の契約に紐づいているためカード解約では止まりませんし、Apple IDやGoogle Play経由の課金もAppleの決済システムを経由しているため同様です。銀行口座からの直接引き落とし(NHK受信料など)もカードとは無関係ですし、年間契約で前払い済みのサービス(Adobe年間プランなど)はそもそも支払いが完了しているため停止されません。

つまり、サービスごとに個別の解約手続きが必要なのです。

どこから手を付ける? 優先度マトリクス

故人が契約していたサブスクは10件以上見つかることも珍しくありません。すべてを一度に処理しようとすると消耗するので、月額の大きさ × 解約の難易度 で優先順位を付けて取り組むのが現実的です。

サブスク解約 優先度マトリクス。縦軸が月額の大きさ、横軸が解約難易度の2x2マトリクス。左上(高月額×簡単)は最優先で即解約すべき領域:Netflix、Disney+、Hulu、Apple Music、Spotify、Adobe Creative Cloud月額など。右上(高月額×困難)は個別連絡で計画的に対処:NHK受信料の口座引落し、キャリア決済のサブスク、Adobe年間契約など。左下(低月額×簡単)はついでに片付ける領域:スマホアプリの月額課金、各種会員サービス。右下(低月額・残高×困難)は落ち着いてから対応:PayPay等の電子マネー残高、Suica・PASMOのデポジット、SNSアカウント。故人のIDで代理ログインしないことが最重要。

まずは**左上(最優先)**から手を付けて、出費の大きい月額サービスを止めることで損失を最小化します。

主要サービスの解約手順

故人のアカウント情報がわからない場合でも、各サービスのサポートに「契約者が亡くなった」旨を連絡すれば、遺族として対応してもらえます。以下は、よく使われているサービスの解約方法です。

動画配信サービスの場合、Netflixはアカウント設定からメンバーシップのキャンセル、Amazon Primeはアカウントのプライム会員情報から会員資格を終了、Disney+はアカウントのサブスクリプションから解約、Huluはアカウントの契約情報から解約できます。

音楽配信サービスの場合、Spotifyはアカウント設定(Webから)のプラン変更からキャンセル、Apple Musicは設定のApple IDからサブスクリプション管理、YouTube Premiumはyoutube.com/paid_membershipsから解約できます。

ソフトウェアの場合、Adobe Creative Cloudはadobe.com/accountのプラン管理から解約、Microsoft 365はaccount.microsoft.comのサブスクリプションからキャンセルできます。

通信関連では、NHKはふれあいセンター(0570-077-077)に電話して死亡による解約届を請求します。NHKは口座引き落としのケースが多いので、口座が凍結される前に連絡するのがポイントです。固定電話(NTT)は116に電話して死亡による解約を申請します。

SNSアカウントの対応

FacebookやX(Twitter)、Instagram、LINEなど、故人のSNSアカウントをそのまま放置するのは、プライバシーの面でも気になるところです。

各サービスには「故人のアカウント」に対する専用の申請フォームがあり、Facebook/Instagramでは「追悼アカウント」への切替えまたは削除の申請、Xでは故人のアカウント削除申請、LINEではヘルプセンターからのアカウント削除申請が可能です。

ここで大切なのは、故人のパスワードがわかっていたとしても代理ログインはしないということです。本人以外のログインは利用規約違反になりますので、必ず各プラットフォームの公式フォームから遺族として申請してください。

電子マネーの残高も忘れずに

PayPay、Suica、PASMOなどの電子マネーの残高は、金額が小さいと見落としがちですが、相続財産に該当する可能性があります。

PayPayはカスタマーサポートに連絡して残高の相続手続きを行い、SuicaやPASMOは駅の窓口でカードを返却するとデポジットと残高の払い戻しが受けられます。残高が大きい場合は、相続手続きの際に税理士に確認しておくと安心です。

まとめ

故人のサブスク解約は正直なところ手間がかかります。しかし、放置すればするほどお金は出ていきます。やるべきことは、故人が契約していたサービスを洗い出すこと、各サービスに個別に連絡して解約すること、そしてクレカ解約だけで安心せずキャリア決済や口座引落しも確認すること——この3つです。

一つずつ片付けていきましょう。

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よくある質問

Q.クレジットカードを解約すればサブスクは止まりますか?
**止まらないケースが多い**ので注意してください。①キャリア決済(ドコモ払い・au かんたん決済)、②Apple ID / Google Play 経由、③銀行口座引落し、④年間前払い、のいずれかで決済している場合は、カード解約後も別ルートで課金が継続します。各サービスごとに個別の解約手続きが必要です。
Q.故人のサブスク契約はどうやって見つけますか?
①直近 12 ヶ月のクレジットカード明細、②銀行口座の引落し履歴、③スマホ・PC のアプリ一覧、④Apple ID / Google アカウントのサブスク管理画面、⑤メールの「ご請求」「ご利用明細」検索、を順にチェックします。年払いのサブスクは 1 年間明細を遡らないと見つからないため、必ず 12 ヶ月分以上を確認してください。
Q.Netflix / Spotify などの解約には何が必要ですか?
多くのサービスは ①故人のメールアドレス、②パスワード、③死亡を証明する書類のいずれかがあれば手続き可能です。Netflix は遺族からの連絡フォームあり、Spotify は故人のメールから解約手続き可能、Amazon Prime はカスタマーサポートに電話 + 死亡証明(死亡診断書のコピー等)が必要。サービスごとに対応が異なるため、個別記事も合わせてご覧ください。
Q.パスワードがわからない場合はどうしますか?
①メールでパスワードリセット(故人のメールに受信権限があれば)、②死亡証明書 + 戸籍謄本を添えて各サービスのカスタマーサポートに連絡、のどちらかになります。多くの大手サービスは「遺族からの解約依頼フォーム」を用意していますが、対応に 2-4 週間かかることが一般的です。**その間も課金が続く** ため、並行してクレジットカード会社に「故人の名義の利用を止めたい」と相談すると、引落しが止まるケースがあります。
Q.解約せずに放置するとどうなりますか?
**カード残高や口座残高がある限り課金が継続**し、相続財産から自動的に引かれ続けます。残高不足になるとサービス側から督促 → 遅延損害金が発生するケースも。最終的には信用情報に影響が及ぶ可能性もあるため、気づいた時点で速やかに解約することをおすすめします。詳しくは「[故人の契約を見つける 7 つの方法](/blog/kojin-keiyaku-mitsukekata)」も参考に。

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